着物買取
着物買取
無料査定 無料査定
どこよりも着物高価買取いたします。
どこよりも着物高価買取いたします。
出張買取 宅配買取 店頭買取
出張買取
宅配買取
店頭買取
越後上布の説明
k9

越後上布の生産は、今から1200年以前にさかのぼり、塩沢地方においてなされていたことが、天平勝宝年間建立の奈良東大寺正倉院に「宝物」として保存されていることから、うかがわれます。
昭和30年5月には、すべて苧麻を手うみした糸を使用している、手くびりにより、絣模様を付けている、地機で織っているということから、国の重要無形文化財に指定され、平成21年9月にはユネスコ無形文化遺産登録されました。

原材料はイラクサ科の苧麻(ちょま)で、これの茎の外皮の下方にあるソフトな内皮(靭皮繊維)を細かく裂いて1本づつつなぎ合わせ、これが糸になる。上質の糸は細く細く裂いて作るが、撚糸・手括り・染色・糊付・整経・製織などの加工において難しくなる。これを精密な技術で成し遂げたのが、越後上布です。
通気性と吸水性と撥水性に優れていて、さらりとした肌触りで、最高級の麻織物とされています。

江戸時代の最盛期には20万から30万反と生産されていましたが、現在、後継者が少なく、原料(苧麻)の生産も少なくなっているため、今に至っては80反程度の生産となってしまい、幻の織物といわれるようになりました。