着物買取
着物買取
無料査定 無料査定
どこよりも着物高価買取いたします。
どこよりも着物高価買取いたします。
出張買取 宅配買取 店頭買取
出張買取
宅配買取
店頭買取
八重山上布の説明
k22[1]

実は八重山上布の起源は、正確なところ不明ですが、琉球王府が生まれてから、王府お抱えの絵師が登場したり、色の鮮やかな上質の麻布が着用されるようになりました。

その後、琉球王朝が薩摩の侵略を受け、島の住民に人頭税が課せられ、これが島の人たちにとって厳しいものになります。ところが皮肉なことにその厳しさが、技術の向上を生み、精緻な織り柄にと進化してゆきました。

その八重山上布は薩摩藩経由で、都など大都市に出荷され、琉球王府でも貴重品となり、庶民が着るのものとしては高根の花で、ごく一部の裕福な人が着るものになっていきました。
明治時代に入って、人頭税が廃止され、八重山上布の産業化が一気に広がりました。このころ八重山上布独特の「短機」織機が開発され、容易に織ることができるようになったので、ますます生産が拡大していきました。

八重山上布は、苧麻(からむし)の原料で織る麻織物です。琉球王府の発行した「農務帳」に苧麻の栽培・製法について記されています。苧麻が丈1.5m前後まで伸びて、根本が緑から茶色に変わった時に刈り取って、糸をつくります。

八重山上布の特徴は、白地の中に紅露による焦げ茶の絣模様がアクセントになっているところです。夏物の着物として、その清潔感溢れる白と焦げ茶の絣模様の組み合わせが、とても涼しげな感じを与え人気を博しています。刷込捺染技法を用いる織物は、いろいろある沖縄織物の中でも八重山上布だけとなっています。