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琉球絣(かすり)の説明
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沖縄の織物の始まりは、14~15世紀の中国や東南アジアとの交易がきっかけとされています。南方系の絣から生まれた幾何学文様が主体となっています。本格的な織物の産地となったのは大正時代です。沖縄独自の伝統の技術・技法が行き渡り、現在に至っています。

琉球絣(かすり)とは、以前は沖縄で織られる絣柄のことをさしていましたが、今日では限定されて、南方で織られる絣織物のことを指します。 由来は、17世紀初頭に薩摩から木綿技術が入ってきたことから始まります。大正の頃までは、藍染の紺地に白絣という感じでしたが、現在では多種多様になっています。

琉球絣は、絣くくり、染色、製織、洗濯というふうに産地分業体制で作られています。

糸は昭和のころまでは、木綿が主流でしたが、絹が徐々に増え、現在では、絹が9割以上で、そのあと木綿と麻が続きます。絹には冬物の紬糸、精練糸、夏用に壁糸、玉糸、駒糸、セリシン含有糸が施されています。

製品の色合は紺系統が主流になっています。現在は藍染め、植物染料または、化学染料を使用しています。配色は白系統の地色に紋糸を赤、黄、青、黒で配色、地色が白系統なのは以前から今日まで変化していません。

絣は、経絣、緯絣、経緯絣があります。
経糸はマシン法といって、絣の位置のズレを事前に調整して括る手法を使われています。
緯絣は絵図式で、種糸に沿って、防染部分って、染めて作りだします。

組織・図案は、昭和の時代まで緋の平織組織がほとんどでしたが、平成になって、浮き織組織(絣と花織)も増えてきました。御絵図帳や絣図案集を見本にして、絣柄がデザインされます。

巻取りは、昭和45年に経て巻取り機が採用され、手巻から電動化されています。
巻取られた後に、南風原産地独特のやり方で、経て糸に糸を掛けて綜緋を作り出します。

いろいろな素材の組み合わせて、冬物用として、ソフトで保温性のあるつむぎ糸を使用、夏物用として、風通しのよい強撚糸、生糸を使用します。他にもネクタイ、袋にも使われ、多彩な色合いと豊富な絣柄があることが琉球絣の特徴です。