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長井紬の説明
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山形県の長井地方で織られている平織の絹織物のことを指します。
もともと養蚕の盛んだった山形県の長井地方で農家の副業として織物が織られていたのが始まりで、およそ230年前の江戸時代、米沢藩の藩主・上杉鷹山公が産業振興策として下級武士の家内職として織物を奨励して、発展を遂げました。
仙台から技術者を招いて、その技術を学ばせ、紬の改良をしたり、販路として江戸、京都、大阪方面を改革して、長井紬の産業はますます拡大していきました。
最初は米沢で生産されていたので、米沢紬という名前でしたが、明治時代に入り、遠く越後から織物師を招き、その技術を取り入れ、更に発展し長井紬となりました。

長井紬は、元々家内の手織りの手工芸品として発展したので、そこからくる、素朴ながら奥ゆかしい風合いが魅力なものになっていて、その肌触りの良さ、丈夫な品質である、着れば切るほど味わいが出てきて、長井紬ならではの味わいとして知られています。
鳶茶色系の絣が、大島紬の影響で、織られていた時期がありましたが、現在は紺系の絣や白系の絣などさまざまな色合いが作られています。

加工には墨付け加工と絣加工があって、墨付け加工は、図柄を付ける糸の1本1本に図柄の印を付けるもので、その後絣加工といって、糸に色を付けていく作業をします。これらの作業は、非常に根気の必要な作業で、現在でもこのような作業が行われています。

横糸に生糸、縦糸に紬糸または玉糸を使って絣柄を織る長井紬は、独特の糸づかいで独自の味わいを産み出していて、銘仙よりも格が上とされています。色調は素朴な風合いのある紺や鼠、茶などが実に多く、琉球産の織物の影響を受けて、古典的な大き目の柄が、長井紬の特徴となっています。